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殺菌灯(ターボツイスト)のよくある質問Q&A
今回は、皆様から寄せられる紫外線殺菌灯への質問を紹介いたします。梅雨から夏のような季節の変わり目は病気が出やすく、紫外線殺菌灯がもっとも活躍する時季です。正しい使い方をすれば、より高い効果が得られますので、正しい知識を身に付けてください。
よく寄せられるご質問
- Q200リットルの水槽を所有しています。これに大きなターボツイスト6x 18W(600リットル以下)を付けると、殺菌効果はあがりますか?
- Aはい、殺菌効果はあがります。紫外線殺菌灯の殺菌能力は、紫外線の照射量×照射時間によって決まりますので、大きなものを使った方が高い効果を期待できます。
- Q紫外線殺菌灯をつけることで、水温が上がることはありますか。
- Aはい、若干ですがあります。それぞれの機種における適合水量の最大値(最大水量)であると、約1度の水温上昇が起こります。しかしながら、適合水量よりも極端に少ない水量の場合だと、水温が2~3℃ほど上がる可能性もあります。大きなターボツイストを使った場合は、水温の上昇が考えられますので、特に夏場のように気温が上昇しやすい季節には水温調整に気をつけてください。
- Q紫外線そのものが弊害になることはありますか。
- A 紫外線が外部に洩れることはありませんので、大丈夫です。本体そのものが紫外線を通さない素材でできています。また管内を流入している水に紫外線照射しているので、直接魚体にあたることはありません。
- Q病気になっている魚がいますが、紫外線殺菌灯を取り付けることで、病気は治りますか。
- A紫外線殺菌灯は、循環水に対して殺菌効果を発揮するものです。病気になっている魚に照射するわけではないので、魚の病気が治ることはありません。ただし、水中感染する病原菌が原因だとしたら、殺菌効果によって他の魚に感染する可能性を下げることはできます。
- Q点灯確認窓からブルーの光が出ているが、その光を直接見ても大丈夫ですか。
- Aはい、大丈夫です。この窓は紫外線を通さない素材でできるので、光を見ても問題ありません。また、皮膚などに悪影響を及ぼすものではありません。
- Q配管する際はクーラーの前か後どちらがいいですか。
- Aクーラーの前に設置してください。前述したように殺菌灯は水温を若干ですが上げてしまうので、クーラーを通した後に殺菌灯を通すと、設定温度よりも上がってしまうことがあります。よってクーラーの前に設置してください。
- Q水槽立ち上げ時から紫外線殺菌灯をつけたいと思いますが、問題はありませんか。
- A 先に設置するのは問題ありません。ただ実際に点灯するのは、ある程度時間を置いてからにしてください。水槽を立ち上げたばかりの時はバクテリアを添加する場合がありますが、その場合そのバクテリアが濾材に定着するまえに、浮遊状態殺菌してしまうことになります。バクテリアが定着するまでの2~3週間ほどは点灯をさけてください。
- Q有益なバクテリアまで殺菌してしまうのではないですか。
- A濾過バクテリア(好気性バクテリア)は、濾材に棲みついています。水中を浮遊しているバクテリアはごく微量なので、それらの浮遊バクテリアが殺菌されてしまっても、濾過能力自体にはほとんど影響がありません。
- Q吸水口と排水口は、どちらに取り付けてもいいのですか。
- A縦置きの場合は、必ず下から入って、上から排水されるように設置してください。逆にしてしまうと、殺菌効果が落ちるだけでなく、エアーが入ったりして事故や故障を招くことがあります。また、横置きの場合でも逆に取り付けてしまいますと、構造上能力が下がることがあります。説明書に従って取り付けてください。
- Q適合循環水量よりも多い水量を通した場合はどうなりますか。
- A基本的には、殺菌効率が悪くなります。循環スピードが早くなりますので、十分に殺菌されないままに水が水槽へ戻ることになります。また、あまりに適合水量以上の水量を流すと、水圧がかかって水漏れの原因となりますので、必ず適合水量内にあったポンプをお使いください。
- Q逆に、適合循環水量よりも少ない場合は?
- A飼育水量にもよりますが、飼育水量が極端に多い場合に殺菌効果が落ちることがあります。水槽内に殺菌灯内を通過しない水が増えてしまうので、殺菌が十分に行えなくなってしまいます。結果的に病原菌が繁殖することになります。
- Qアオコ除去にも効果がありますか。
- A大変効果があり、水量や光量、水温にも関係ありますが、だいたい1週間以内に目に見える効果が表れてきます。(くわしくはこちら)