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観賞魚や爬虫類のケアに関するトピックスを月代わりでご紹介していきます。今までのトピックス内容もご覧になれます。

褐虫藻に必要な光

前回、褐虫藻さんからの手紙でサンゴには好日性と陰日性があり、好日性のサンゴにはエサ以外に十分な光を与え、陰日性のサンゴには光以外にエサを与えてくださいとのお願いがありました。エサに関しては、前回の内容でお分かりいただけたかと思いますので今回は褐虫藻に必要な光についてお話させていただきたいと思います。

サンゴに必要な光と言っても、それぞれのサンゴが生息する海の水深や種類によって求める光も違ってきます。鑑賞魚用に使用される蛍光灯だけでもサンゴを飼育することが可能かもしれませんが、やはりもっと自然の光に近い強い光量が必要になってきます。そういう問題を解決してくれる商品にメタルハライドランプがあります。現在では、各メーカーからいろいろな商品が出ているので自分の飼育している水槽に適したものを選択することができます。

ランプを選ぶ時に以下のような点が判断の基準になるかと思いますので、今回はそれらの用語を簡単に説明したいと思います。

色温度(K)

一般的にケルビンと呼ばれKで表される。光源から出る光の色合いのことで、この数値が低いと赤みを帯びた暖かみのある色となり、高いと白くなり、さらに高くなると青味がかった色になります。最近では、10000K以上のものが好まれる傾向があります。

同じ10000Kであってもメーカーが違うと見た目が違う場合があります。これは光を構成している他の要素に違いがあると思われるので、蛍光灯などで色調を補正するなどの工夫が必要です。

波長(nm)

単位はナノメーター(nm)で表される。人間の目で見える波長は400nm〜700nmで可視光線と呼ばれます。400nmに近いほど青色系の波長になり、700nmに近いほど赤色系の波長になります。一般的には、400nmから450nmの青色系の波長の割合が多い球が多く出回っています。各メーカーのカタログなどには分光分布と呼ばれる青系から赤系の波長がどの割合で含まれているかを示すグラフが掲載されているので、それを見ることでどのような色合いになるかがある程度判断できます。

定格消費電力(W)

ランプの消費電力をさします。W数が大きいほど、光の強さも比例します。光の強さは、どれくらいの水深まで光が届くかにも関係してくるので、水槽の大きさによって使用するランプのW数を選ぶ必要があります。目安としては、水深45cmまでの水槽なら150W、それ以上であれば250Wとなります。

光束(lm)

単位はルーメン(lm)で表される。この数値が大きいほど明るいランプと言えます。

以上簡単にそれぞれの用語を説明しましたが、それぞれのサンゴに住む褐虫藻はサンゴの種類によって必要とする色温度や波長なども違ってきます。例えば、水深の浅い場所に生息するサンゴは自然の太陽光に近い強い光を必要としますが、水深の深いサンゴにそのような強い光を与えるとサンゴの中の褐虫藻が必要以上に光合成を行い活性酸素などが過剰に発生し自家中毒のような症状を起こして、死んでしまいます。どのサンゴがどのような光を必要としているかは、それぞれのサンゴが生息している水深がわかれば、ある程度の目安がわかるので調べることをお薦めします。

それぞれのサンゴが必要とする光をすべてカバーできるようなランプは不可能かと思われますので、蛍光灯や他のランプを組み合わせるなど行なってください。また、水槽内のレイアウトを同じような光を必要とするサンゴで分けて配置するなどして、水槽の上下の水深の違いを利用したり、スポットのランプを利用して照明するなどの工夫を行なってください。

この工夫があなたのサンゴに対するやさしさにつながり、褐虫藻の願いを叶えることになると思います。