殺菌灯

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殺菌灯TIPS

ターボツイストシリーズのワンポイント

■殺菌灯の効果

紫外線253.7nmの波長が病原菌の核酸(DNA)に吸収され、化学変化を起こし損傷を与えることによって、修復機能を失い病原菌を死滅させます。

本製品で細菌の減少度を測定。
9時間で細菌を約99%まで殺菌しました。

【当社実験データ】
人為的に水槽内に雑菌を増殖させたあとターボツイスト6x18Wを設置して細菌の減少度を測定したものです。
※60cm淡水水槽で毎分10Lの流量


殺菌灯の効果しくみ
細菌数の測定結果

▼ターボツイスト12x 36Wアオコ除去実験

ターボツイスト12x36Wアオコ除去実験1

●実験開始から18日間はアオコを発生させ、アオコ濃度が高くなった時点でターボツイストを設置。
●ターボツイスト設置7日後に、アオコが除去され水がきれいに。

▼UV殺菌灯とは…

UV殺菌灯は、紫外線の働きを利用して病原菌やコケを抑制したり、飼育水の臭いや汚れの原因となる有機物を分解することで飼育環境をより良い状態に保ちます。紫外線(UV)には、UVA・UVB・UVCの3種類があり、UV殺菌灯は殺菌作用が最もあるとされるUVCの波長(253.7nm)を利用します。この波長は、その特性により人間の皮膚や目などに悪影響を与えたりする反面、殺菌作用を有効的に行います。ターボツイストは、この紫外線を観賞魚飼育に有効利用するためのUV殺菌灯です。

殺菌灯について

そもそも紫外線てなぁに?

ターボツイスト

光の中には、X線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波、電波があります。光には波長がいろいろあって、私達が見る事のできるものは、可視光線という名前がついています。ちなみに可視光線の波長は400nm(ナノメートル)〜780nmです。一方、紫外線は、波長の短い順に、UV-C、UV-B、UV-Aの3種類に分けられています。それぞれの波長は下記の通りです。

  • UV-C(100〜280nm)
  • UV-B(280〜315nm)
  • UC-A(315〜400nm) CIE(国際照明委員会)

病原菌などの殺菌に利用される波長は、UV-Cのうちの253.7nmという波長です。

253.7nmと殺菌・消毒

紫外線のうち、UV-C253.7nmは、もっとも殺菌効果があるとされている波長です。具体的には、どうして253.7nmがよいのでしょうか?こまかい話になりますが、UVによる殺菌は、病原菌の細胞内にある核酸(DNA)に、UVが吸収される事によって行われると言われています。

病原菌

上の図をご覧ください。UV−C253.7nmが直接、病原菌の細胞に作用し、核酸の分子を変化させます。(この波長がもっとも吸収されやすい。)すると、細胞が正常な新陳代謝をすることができなくなり、病原菌の増殖が抑えられ、または殺菌されるというわけです。

ですから、殺菌灯はUV−C253.7nmが多く出るものの方がより効果が大きいという事ができます。

殺菌灯はどんなことができる?

観賞魚、とくに海水魚を飼育されている方は、病気を防ぐために殺菌灯を使われる場合が多いようです。

けれども、殺菌灯は、海水魚にだけ使うべきなのでしょうか?ここからは、殺菌灯はどんな事ができるのかを考えてみたいと思います。

  1. 殺菌・消毒
    これまで述べてきた通り、そしてその名前の通り、殺菌灯は飼育水に紫外線をあてる事によって、殺菌・消毒をすることができます。したがってその水の中で飼育されている魚などは、病気になりにくくなります。これはもちろん、海水だけでなく、淡水にすむ魚やカメの飼育水にも利用する事ができます。
    殺菌灯が値段の安いものではないので、淡水魚全部に使用する事はお勧めできません。けれども、淡水魚でも高価な魚がありますね。例えば、アロワナやディスカスなど。これらの飼育水に殺菌灯を使用することも考えられると思います。是非お試し下さい。病気防御だけでなく、水の透明度がましますよ。(これについては[3]を参照して下さい。)
  2. アオコ・コケの防御
    ご自分のお庭に鯉などを池で飼育しているという方はいらっしゃいますか?「池がみどり色になっちゃって、困るんだよねー。」というお悩みがあるのではないでしょうか。殺菌灯が効きますよ。ろ過装置さえきちんとしていれば、みどりのもと、アオコを除去する事ができます。
    また、水槽内にコケがはえて困っている方にも殺菌灯がお勧めです。もちろん、水槽についてしまったコケは(殺菌灯のなかを通らないので)なくなりませんが、水中にあるコケの胞子を殺す事ができます。上記のアオコもそうですが、UVが植物の細胞に直接はたらくのです。
  3. 有機物の分解・脱色・脱臭
    飼育水のなかには、餌のかすやフンなど、さまざまな有機物が含まれています。殺菌灯を使う事によって、この有機物は分解されます。また、殺菌灯は飼育水を脱色・脱臭する効果ももっているといわれています。ある水産試験場では、黄褐色になった飼育水に殺菌灯を使用する事で、かなりの有機物の処理、脱色に成功したそうです。
    飼育水の透明度を増すために、殺菌灯を利用してみてはいかがでしょうか。水がピカピカだと、魚もきれいに見えるかもしれませんね。
  4. プロテインスキマー
    みなさんの中にはプロテインスキマーをお使いの方もいらっしゃると思います。[3]で述べましたように、殺菌灯の中をとおった水に含まれる有機物は、分解されます。 殺菌灯とプロテンスキマーを併用することでより効果的に有機物を除去することができます。
  5. 環境にやさしい
    薬を使って水槽水を消毒すると、水槽内の生物にまで害がでる可能性があります。紫外線殺菌灯は、殺菌・殺藻剤とちがって、残存性がないので安心してお使い頂けます。
  6. 殺菌灯使用における注意
    最後にひとつだけ。これまででお分かりのように、紫外線殺菌灯には病原菌を殺したり、有機物を分解する能力があります。ですから、魚が病気にかかって、薬を使った時は、殺菌灯をつけたままだと薬の成分も変化してしまいます。つまり、その薬の効果がなくなるわけです。
    病気の魚などを薬浴させる場合は、殺菌灯の設置してある水槽とは別に薬浴させることをお勧め致します。

さて、みなさん長々とお読み頂きましてありがとうございました。
紫外線の魅力、お分かり頂けましたでしょうか?もちろん、直接みたり、浴び過ぎたりすると大変なことになりますが、上手に使うことによって、さまざまな効力が期待できます。

みなさんの飼育されている生物のために、どうぞ参考になさって下さい!

ターボツイストのよくある質問と回答

今回は、皆様から寄せられる紫外線殺菌灯への質問を紹介いたします。梅雨から夏のような季節の変わり目は病気が出やすく、紫外線殺菌灯がもっとも活躍する時季です。正しい使い方をすれば、より高い効果が得られますので、正しい知識を身に付けてください。

ターボツイストシリーズ

よくある質問と回答

Q. 200リットルの水槽を所有しています。これに大きなターボツイスト6x 18W(600リットル以下)を付けると、殺菌効果はあがりますか?
A. はい、殺菌効果はあがります。紫外線殺菌灯の殺菌能力は、紫外線の照射量×照射時間によって決まりますので、大きなものを使った方が高い効果を期待できます。
Q. 紫外線殺菌灯をつけることで、水温が上がることはありますか。
A. はい、若干ですがあります。それぞれの機種における適合水量の最大値(最大水量)であると、約1度の水温上昇が起こります。しかしながら、適合水量よりも極端に少ない水量の場合だと、水温が2〜3℃ほど上がる可能性もあります。大きなターボツイストを使った場合は、水温の上昇が考えられますので、特に夏場のように気温が上昇しやすい季節には水温調整に気をつけてください。
Q. 紫外線そのものが弊害になることはありますか。
A. 官内 紫外線が外部に洩れることはありませんので、大丈夫です。本体そのものが紫外線を通さない素材でできています。また管内を流入している水に紫外線照射しているので、直接魚体にあたることはありません。
Q. 病気になっている魚がいますが、紫外線殺菌灯を取り付けることで、病気は治りますか。
A. 紫外線殺菌灯は、循環水に対して殺菌効果を発揮するものです。病気になっている魚に照射するわけではないので、魚の病気が治ることはありません。ただし、水中感染する病原菌が原因だとしたら、殺菌効果によって他の魚に感染する可能性を下げることはできます。
Q. 点灯確認窓からブルーの光が出ているが、その光を直接見ても大丈夫ですか。
A. はい、大丈夫です。この窓は紫外線を通さない素材でできるので、光を見ても問題ありません。また、皮膚などに悪影響を及ぼすものではありません。
Q. 配管する際はクーラーの前か後どちらがいいですか。
A. クーラーの前に設置してください。前述したように殺菌灯は水温を若干ですが上げてしまうので、クーラーを通した後に殺菌灯を通すと、設定温度よりも上がってしまうことがあります。よってクーラーの前に設置してください。
Q. 水槽立ち上げ時から紫外線殺菌灯をつけたいと思いますが、問題はありませんか。
A. 先に設置するのは問題ありません。ただ実際に点灯するのは、ある程度時間を置いてからにしてください。水槽を立ち上げたばかりの時はバクテリアを添加する場合がありますが、その場合そのバクテリアが濾材に定着するまえに、浮遊状態殺菌してしまうことになります。バクテリアが定着するまでの2〜3週間ほどは点灯をさけてください。
Q. 有益なバクテリアまで殺菌してしまうのではないですか。
A. 濾過バクテリア(好気性バクテリア)は、濾材に棲みついています。水中を浮遊しているバクテリアはごく微量なので、それらの浮遊バクテリアが殺菌されてしまっても、濾過能力自体にはほとんど影響がありません。
Q. 吸水口と排水口は、どちらに取り付けてもいいのですか。
A. 縦置きの場合は、必ず下から入って、上から排水されるように設置してください。逆にしてしまうと、殺菌効果が落ちるだけでなく、エアーが入ったりして事故や故障を招くことがあります。また、横置きの場合でも逆に取り付けてしまいますと、構造上能力が下がることがあります。説明書に従って取り付けてください。
Q. 適合循環水量よりも多い水量を通した場合はどうなりますか。
A. 基本的には、殺菌効率が悪くなります。循環スピードが早くなりますので、十分に殺菌されないままに水が水槽へ戻ることになります。また、あまりに適合水量以上の水量を流すと、水圧がかかって水漏れの原因となりますので、必ず適合水量内にあったポンプをお使いください。
Q. 逆に、適合循環水量よりも少ない場合は?
A. 飼育水量にもよりますが、飼育水量が極端に多い場合に殺菌効果が落ちることがあります。水槽内に殺菌灯内を通過しない水が増えてしまうので、殺菌が十分に行えなくなってしまいます。結果的に病原菌が繁殖することになります。
Q. アオコ除去にも効果がありますか。
A. 大変効果があり、水量や光量、水温にも関係ありますが、だいたい1週間以内に目に見える効果が表れてきます。(くわしくはこちら)
Q. ターボツイストの機種選びは、どのようにして決めたらよいですか?
A. まず、適合水槽(水槽の水量)を目安にしてください。おおよその水量は、水槽底辺の縦(cm)x横(cm)x水位(cm)/1000(リットル換算)で計算してください。ホームページの、「製品の特徴」にある表を参照し、水槽(水量)に適合した機種をご確認ください。次に、現在ご使用の循環ポンプの流量(循環水量)と照らし合わせてください。もしポンプの水量が適合水量と異なる場合は、流量調節または逃がし配管の増設、もしくはポンプの変更が必要になります。
Q. 流量の強いポンプを使用している場合、それに合わせてターボツイストの機種を選ぶべきですか?
A. 十分な殺菌効果を得るためには、水槽の水量に適合した機種を選ぶことをおすすめしますが、もし適合循環水量より強いポンプを使用した場合、流速が速くなりすぎて、殺菌効果が低下すると考えられますので、流量調節もしくは逃がし配管の設置が必要となります。
Q. ターボツイストを横向きに設置する場合、気をつけることはありますか?
A. ターボツイストの管内の上の部分に空気がたまり、本体の劣化が早まることがございます。管内に空気が溜まらないよう注意して設置してください。給水口、排水口(特に排水口)を上向きに設置すると、空気は溜まりにくくなります。
Q. ターボツイスト内に空気が溜まった状態で使用するとどうなりますか?
A. 十分な殺菌効果が得られないだけでなく、紫外線による殺菌灯本体内の劣化がすすみ、水漏れなどの故障の原因になるおそれがあります。
Q. ターボツイストを外部フィルターのホースにホースコネクターを用いて接続する場合、ナットの向きはありますか?
A. ホースコネクターには向きがあります。逆にとりつけるとネジが締まりませんので水漏れの恐れがあります。
Q. 接続するホース径を下げた場合、影響はでますか?
A. 適合循環水量内であれば問題なくご使用いただけます。ただし、排水口側のホース径が給水口側よりも小さい場合抵抗がかかり本体内にダメージを与える恐れがありますのでご注意下さい。
Q. ターボツイストのそれぞれの機種のパーツは、互換性がありますか?
A. 一部同じサイズのパーツがありますが、それぞれの機種毎の仕様(UV放電管のワット数・サイズ、本体・パーツのサイズなど)とお考えください。
Q. 屋外設置は可能ですか?
A. ターボツイストは屋内での観賞魚水槽用に開発されています。屋外の鑑賞池などで使用する場合は、本体、および電源コードが雨、風、雪、直射日光などにさらされない場所でご使用ください。
Q. HPによるとアオコは1週間でかなりの効果を得ていますが、油膜はどうですか?
A. 水面の油膜はずっと水面にあってターボツイスト内を通過しておりませんので、効果は確認出来ませんでした。
Q. 水槽についた緑色や茶色のコケはとれますか?
A. 水槽壁面に付着したコケは殺菌灯内を通らないため効果がありませんが、水中を漂うコケの胞子は分解されますので、コケ増殖の抑制は行えます。水槽壁面は定期的に磨いて下さい。
Q. 寄生虫も駆除出来ますか?
A. 魚に寄生(付着)している場合には殺菌灯を通過しないため効果がありません。寄生虫が水槽内を漂っている段階(幼生時)で、殺菌灯内を通過すれば、駆除することが可能です。
Q. 魚病薬や駆虫剤と併用すると効果はあがりますか?
A. ターボツイストは薬品を分解し効果を低下させます。薬品をご使用の際は、ターボツイストの電源を切って下さい。また、薬浴後ターボツイストの点灯前には水換えを行なって下さい。
Q. ターボツイストは常時点灯しておいた方が良いですか?
A. 常時点灯使用することにより、十分な殺菌効果を得ることが出来ます。使用していない時は、通常飼育と同じく水質悪化や細菌増殖が進行していきます。また、ON/OFFを繰り返すと、放電管の寿命がちぢみ、球切れが早くなりますのでご注意下さい。
Q. 日々のメンテナンスはどのように行えば良いですか?
A. 殺菌灯が点灯しているか、水漏れはないかといった目視で出来る確認を毎日行ってください。また、放電管などのパーツ交換時にはその他の部品の劣化状況もご確認下さい。
Q. 海水魚飼育で殺菌灯を使用していると内部の石英管にカルシウム分や汚れが付着しますが、石英管の汚れ、石灰のこびりつきは落とせますか?
A. 軽くこする程度なら問題ございませんが、石英管に強い力を加えてこすると破損の恐れがございます。汚れのこびりつきがひどい場合は、部品の交換をおすすめします。海水用水質調整剤やカルシウムリアクターをご使用の場合、また流量が少ない場合に石英管への汚れや石灰の付着は多くなり、石英管ユニットの交換を早める傾向にあるようです。
Q. 放電管以外にも部品交換は必要ですか?
A. ターボツイストは紫外線を照射しますので、内部の劣化がおこります。各パーツの定期的な交換が必要となります。→各パーツ交換時期の目安(PDF)を見る
海